4/5が1st roundが開催された。 尚、Boiseのコンペは1st roundは3~4チーム毎に一つのdivisionを形成し、division毎の優勝チームが翌日のFinal Roundに進める仕組みになっている。 形式は15分プレゼン+20分Q&A。採点基準は40%がビジネスプラン(30ページ程度のレポート)、20%がプレゼン、40%がビジネスそのものの将来性、と配分されている(MOOTの予選は皆同じ採点基準を採用している)。
当日は教授、チームメイトの3人で朝食をとった後に、ひたすらリハーサル。ようやく15分のプレゼンがきっちりできるようになってきた。12時に会場入りして機材チェック、そこでもリハーサル。本番までに何回リハーサルしたかわからないぐらい積み重ねて、自信を持って本番に臨んだ。
本番は13時から。自分で言うのもなんだが、今まで2年間プレゼンしてきた中でも、一番良かった。Q&Aも、ほぼ想定した範囲の質問だっため問題なし。Boiseに飛ぶ前に、起業予定、VCで働く予定の同級生に仮想ジャッジになってもらい、Q&Aのトレーニングをしたのが効いた。
我々のプレゼンが終了した後に、コンペティターのプレゼンを見た。
コンペティターは2チーム
(1)PDA向けの携帯キーボードの製造・販売(大学名は忘れた)
PDAに接続し、かつ両手を使って”空中で”入力できるキーボードを販売する、というアイディア。テーブル要らずという点が新しい。Provisional Patent(特に審査など必要なく、とりあえず新規性を確保するために申請可能な一時的な特許。コストは$500ぐらい)を取得済み、プロタイプ製造済み、というのが売り。
プロダクトを売る準備はできていたが、売上予測やプランのインプリメンテーションに具体性が欠けていた。当然VCに対するオファーという点でもいまいち。プレゼンが始まって5分で勝ちを確信。
(2)有害物質を含む木材の廃材から、有害物質のみを分離処理する環境ビジネス(Univ. Of Oregon)
CCA(クロム,銅及びヒ素化合物系木材防腐剤)という有害物質を含む木材を専門的に処理するプラントをノルウェーに建設する、というプラン。既に(Provisionalではない)Patentを複数保有している上に、実験用のプラントを建設済みで技術についてかなり立証している。加えて、ノルウェーに政府関係者、見込み顧客に豊富なコンタクトを持っていることも強み。プレゼン自体も非常に練れていた(後で聞いたら10ヶ月以上ビジネスプランを練っていた、とのこと)。 一方で、環境ビジネスは市場規模、初期投資額、政府規制等の点でリスクが高い。更にEUでプラントを建設する、という点でビジネスモデルそのもののリスクもかなり高いプランであった。ビジネスとしての将来性ではAffelioの方が上であることは間違いない。
6時ごろからレセプション+結果発表が会った。自信満々で会場に行ったが、Emersonからイヤな情報がもたらされた。どうやら環境ビジネスを引っさげてやってきたOregonは、既にSan Diego State Universityでのコンペで優勝してMOOTCORPのチケットを持っているらしい。90%の自信から60%ぐらいの自信と40%の不安に気持ちが切り替わって結果発表を待った。
結果はOregonの勝ち。MBA生活2年目の目標であったビジネスプランコンペへの挑戦が終了した。
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