Tepperの卒業生であり、地元ピッツバーグでベンチャーキャピタルを立ち上げたJoel Adamsがスピーカーに来た。なんでもDellのアーリーステージに投資をしていて、巨額の利益を出したらしい。授業の形式は、事前にその人について書かれているケースを読み込み、当日はケースに基づいた質疑応答を行うというもの。
質問は、投資先のアントレプレナーに求める資質、ベンチャーの世界において、大学の技術移転センターが果たすべき役割、といったマジメなものから、どうやったらベンチャーキャピタリストの業界に入れるのか、という人生相談?まで多岐にわたった。
ゲストスピーカーの話を聞くたびに思うのだが、アメリカのVCのパートナーとなっている人は、特定の技術的分野に対する経験を豊富にもっており(PhDも多い)、新しいテクノロジーを評価できる人がスカウトされているケースが多い。アーリーステージの会社に対して投資をする場合は、テクノロジーリスクを評価できないと話にならない、ということのようだ。今日来た人の所も、パートナーはほぼ全員エンジニア出身と言っていた。
日本の場合は、VCの人はどのようなキャリアパスなのであろうか? Web上で簡単にチェックした限りでは金融畑が多そうな気がするが。今後は日本でもエンジニアからベンチャーキャピタリストを目指す人が増えるのだろう。