ビザトラブルの続報。航空会社からのアドバイスに従い、観光ビザで米国に再入国する際に必要そうな書類を色々携えて、再度チェックインカウンターへ。 昨日ダメだししたおばちゃんに、"これでどうよ"と書類を見せる。 無事にクリア。
最大の難関は米国再入国時の入国審査。 皆で、どのような順番で話を進めるか結構真面目に話あった後に、審査ゲートに並んだ。緊迫感溢るるやり取りを以下に再現。
審査官 (観光ビザの処理中に、パスポートにF1ビザが印刷されている事に気づき) "なんだ学生か、どこで何やってるんだ?"
俺(精一杯の笑みで)"CMUでMBAとってます。卒業式のために戻ってきました"
審査官(ディスプレイを見て処理しながらおもむろに) "SWOT分析を説明してみろ"
俺(笑みが引きつる、 SWOTといわれても一瞬なんのことやら分からずフリーズする、、おおービジネススクールで学びそうなキーワードを聞かれている事に気がつく)"SはStrength,WはWeakness、、、Oは、、、"
(Oを度忘れして再びフリーズする。自信なさげに)"OはOpportunity? TはThreatという4つの面からビジネスを分析することです"
審査官(ニヤと笑って)"じゃあregression analysis(回帰分析)は?"
俺(なんか遊ばれていることに気がつくが、簡単に回帰分析を説明しようとして再びパニック)"えー、たくさんのデータがあったときに、データがどのような挙動をしているのかを説明するために線型なモデルを作る分析です"
審査官(こいつ本当に勉強してたんか、という顔をしながら)"OK"
俺(ちょっと余裕が出来たので、懸命にギャグで応戦)"あのー、この試験合格しました?"(思い切りすべる)
審査官(鼻で)"フフン"(そのまま顔写真を撮る等の入国許可を前提にした作業を開始する)
俺(かなり余裕が出てくる。後ろにいるYukiさんTadaさんを見て)"彼らはファイナンスメジャーなんで、ファイナンスの問題を出してやってください"
審査官"おうけい おうけい" (パスポートに、入国のスタンプを押す) "じゃあな"
という訳で、準備した書類など全く見せることもなく普通に入国できた。審査官の対応に拍子抜けしたが、無事に入国できて本当に良かった。 無事に入国した後は、3人でビールを飲みながら帰還成功を祝った。
無事に入国できた後に振り返ってみると、大学側の指導(F1ビザが無効になるから観光ビザで入りなさい云々)、航空会社のチェックインカウンターでのチェック(観光ビザで入るなら、出国用のチケットが必要です云々)が適正だったのか疑問が湧いてくる。大体において、授業終了後から卒業式迄の間、卒業旅行に行く人間なんてたくさんいるはずだろうに、こんな面倒な事になった話なんて聞いたこと無い。。。
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