全ラウンド終了後、レセプションが行われ結果発表が行われた。
Affelioは、最終的にはDivision2位、(Division内で)Best Written Planをいただいた。Oregonにはやはりプレゼンでひっくり返されたことになる。プレゼンに関して言うと、ジャッジから受けたフィードバックはおおまかにいって2点あった。"Show me the money", "Show me the people"
1点目の"Show me the money"とは、対象となる顧客が、今どれだけの経済的損失に苦しみ、Affelioを入れることによってどれだけ収益を回復し、損失を減らす事ができるのかアピールしろ、という事。プレゼンを作るときに最後まで苦しんでいたmissing piece(C) Hajdukを突かれた形。
2点目の"Show me the people"は、Affelioの経営陣となる人間をもっと売り込め、というアドバイス。"VCはマネジメントチームが有能か、信頼できるかを見ているんだ。君達のBackgroundはこのビジネスに適しているのだから、プレゼンの最初の段階で自分自身をもっと売った方がプレゼンの信頼度が高まるよ"とのこと。 確かに自分自身に関するアピールはプレゼンのラスト3分で行っていた。細かい微調整だがプレゼン全体に与える影響は大きい、ということだろう。また、マネジメントチーム自体のレベルアップ(実際にこの世界で成功した人をアドバイザーに据えるとか)も当然必要である。
Final Roundそのものの結果は、(1)Kellog、(2)Oregon、(3)Boiseだった。 Oregonが優勝しなかったのは正直に言って意外だった。既にSan Diegoで勝っていることが影響したのか?
まあ、ジャッジにも色々好みがあるので仕方が無い。VC(=ジャッジ)にも色々な判断基準があるということなので、実際にFundを募るときには自分のビジネスプランをよく理解してくれるVCを探さなければならない、ということだろう(授業では散々効いていたが、改めて実感した)。
まあ、負けて悔しい気持ちも残るが、ビジネスプランコンペに出る作業を通じて、そしてフィードバックを通じて現時点でAffelioに足りない点が見えてきている。更に、どうすれば埋められるかもはっきりしてきている。Affelioをリアルビジネスに育てる、という点から見ると大きな前進という気がする。CEOの鬼瓦隊長、日本にいる皆様、今までどうも有難うございました&お疲れ様でした。
写真はDivision 3 Best Written Planのパネル。