本日は、ゲストスピーカーとしてきたVCがValuationの方法について説明していった。Corporate Financeの世界で使われるような綺麗なValuationはできない、というのが結論。"Valuation is more like an art"だそうな。
授業の後半は、Class2で宿題に出たTerm of Sheetに関するディスカッション。 Founderから見たvaluation、VCが高い金額でIPOを行うためのインセンティブスキームなど、様々なポイントが出てきた。ただし個人的には、教授(現役VC)が"VCの立場から見たらスタートアップのCEOなぞ、その気になればいくらでも騙せる、大切なことは、お互いに信頼関係を築けるようなパートナー(VC, CEO)を見つける事だ"という発言がもっとも印象に残っている。
日本のVC,ベンチャーな人のMLに参加させてもらっているのだが、そこでは日本におけるベンチャー経営者の教育の議論が活発にされていた。曰く「CEOはTerm of Sheetぐらい読み込んで、交渉出来ないとダメ。日本のベンチャー育成のために、Term of Sheetの読み方の教育なども必要」。まさに今俺がとっている授業は、そのようなものになる。しかし、本日の教授のコメントによれば、VC先進国のUSであってさえVCによるTerm of Sheetを完全に読みこなすのは不可能であるらしい。結局のところはVCとFounderの信頼関係に行き着いてしまうらしい。
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