亀田の試合は見ていないが、大学時代に一緒に格闘技をやっていたやつに言わせると、世間で言われているほど一方的に負けていたわけではないらしい。ま、正直勝敗はどうでも良い。
で、心配なのは試合前のパフォーマンス。 マナー云々以前に、パフォーマンス合戦で相手にあっさり返されたのは、実は本人にとってダメージが大きかったのではないかと。
格闘技をやっている人は、頭の中にスイッチ(=儀式)を持っていて、試合前にその儀式を行う事でスイッチを入れて戦闘モードに切り替えたりする。で、想像するに亀田のパフォーマンスは彼にとってスイッチのひとつなのではないかと。もしこの想像があたっていると、亀田は試合前にパフォーマンスをしてスイッチを入れようと思ったところ、変な返され方をして調子が狂ったんじゃないかなーと。
試合前のスイッチは、対戦相手が絡むようなもの(=自分がコントロールできないモノ、ヒト)を使うと、相手が想定外の動きをした時にスイッチを入れそこなう、という意味で危険なんじゃないかなあ。 試合前のパフォーマンスは、須藤元気みたいにダンスとかにしておいたほうが、プロセスをコントロールできて良いような気がする。全然はずしているかもしれんけど。
ちなみに、このエントリーのタイトルはVoxが自動的につけてくれたもの。 タイトルを空欄にしたままエントリーを保存すると、Voxが色々考えてタイトルをつけてくれる。 結構おもろい。
そうですねぇ。僕もLiveで見てたわけではないのでコメントできませんけど、1ラウンドで倒れてもその後、挽回して勝つってのはありだと思う。
ただ、あの親子の場合は、ボクシング以前のメディア(弊社ご近所のTBSさん)の持ち上げ方がやりすぎ。もっとシンプルにボクシングだけさせてやりたいなぁ。
でもね、こんな薄暗いつながりも見え隠れしているので、ちょっとこれはダメかもしれんね。
http://blog.livedoor.jp/mumur/archives/50584855.html
投稿情報: yasuyuki | 2006/08/10 10:43
一方的に負けている試合ではなかったですが、タイトル戦は引き分けならチャンプの防衛。というのが定説な気がしてる(んですが、この認識でいいんですよね?)ので、そこから言うと亀田は負けだったろうと思います。
それよりもスイッチの話は面白いですな。
亀田戦でこの話に言及してるのは始めてみました。
うーんたしかにある話かもなー。
それにしてもスポーツにドラマを演出としてつけるやり方(TBSと日テレは特に酷い)はよろしくないすよね。それだけで興醒めしてしまうということに気がついてほしい。逆にドラマにスポーツ付けてるような(笑)ハッスルくらいまでコンセプチュアルに行ってしまえば、いいのですが。
菊地成孔氏が日記に、ボクシング界はプロレスの真似事をしたがっている。と書いてましたが、そういう感じがすごくしますね。
投稿情報: yamato | 2006/08/20 17:41